女性起業家ニュース.com

起業支援のプロが目利き!女性起業家を応援するためのブログです

毎週!女性起業家VOL5

今回は、「医療の可視化、技術の発信と共有、人材育成を通じて、みんなが安心して暮らせる社会をつくる。」を目指してWEBサービス事業など3事業を展開されている、株式会社ハートオーガナイゼーションのご紹介です。

www.heartorg.co.jp

 

起業の経緯など、こちらで語っておられます。

www.sankeibiz.jp

 

e-casebook.comという、医師の経験や技術を可視化して共有するためのツールにより、

・ブラウザ上のビューワで医療動画を共有、閲覧したり、

・動画の中の特定の画像を指定して、コメントをつけたり、画像に矢印などを描きこんだり

・症例内の画像閲覧数を記録してヒストグラムに表示したり、どの画像が繰り返し見られているか一目で見る

などが可能です。(hpより抜粋)

e-casebook

離れていても、医師がお互いの経験を ブラウザ上で共有できるという、なんと素晴らしいサービス!

これで医療の知識のシェアリングが進めばいいですね。

 

昨年11月末から開発者のブログが始まっていて興味深いです。記事によると既に国内外に数千人のユーザーがいて、約半数は海外のユーザーです。とのこと。今後海外での展開も楽しみな会社です。

developer.e-casebook.com

 

 

毎週!女性起業家VOL4

LED関西関係が続いたので、少し違う路線で。

 

女性の社会進出が進む中、オーダーのスーツなども出てきていますが、若くてスリムな方はともかく、管理職になり、地位も体型も?迫力のでてくるお年頃の大人女子。

女性起業家・経営者が増え、人前に出ていくときに、男性だとスーツをパリッと着こなせるのですが、なんか制服っぽくなるし、いつも同じ服ばかりというのも・・・

という悩みってありそうです。

そこで、ワンピースというのは意外と体型がカバーできるうえ、ジャケットを変えれば着回しがききます。昨年の日本政策投資銀行の女性起業家大賞を受賞された毛見純子さんは、kay meというブランドを立ち上げられ、多くの女性に支持されておられます。今はロンドンに進出されるというご活躍ぶり。

お話していても聡明で気さくで非の打ちどころがなく、つい応援したくなる女性起業家のおひとりです。

www.kayme.jp

 

結構買ってしまうのですが、さすがに毎日というわけにはいかないですし、クローゼットもいっぱいになってくる。 

そんな時代に出てきた「シェアリングエコノミー」「ミニマリスト」という考え方。

もちろん買うより安い!という、最近でてきたファッションレンタルといえば、有名なのはエアークローゼット。

airCloset(エアークローゼット)新感覚オンラインファッションレンタルサービス|エアクロであなたらしいコーディネートを楽しもう!

昔から、お洋服のレンタルというのはありましたが、結婚式とか入学式とかパーティーとか、「いざというとき」に借りるものだったその概念をくずし、日常借りるというコンセプトを出してきたのがこちらでした。

スタイリストが選んでくれるというのも話題になった点です。

 

これを使ってみて、私には合わない。と思って、大人向けワンピース専門ファッションレンタルサービスを立ち上げたのが、Brista(株式会社宙オリエンタルが運営するサービス)。滋賀県の会社です。

www.brista.co

 

月額1万円で、自分で選んだワンピースが3着届きます。

 

社長の梶原裕美さん、アスキーのサイトでプレゼンされています。

ascii.jp

 

 

一般的に資金力が必要と言われるこのサービス。参入には度胸と戦略が必要となりますが、どう展開されるのか、目が離せません。

そうそう、こちらの会社は黒い服専門店も運営されておられます。ダンスやコーラスのお衣裳でお世話になった方もおられるのではないでしょうか。結構売れてます。

www.rakuten.co.jp

毎週!女性起業家VOL3

女性起業家で設立した会社を株式上場して、今もその女性が代表者で、今も上場している会社って何社あるのでしょうか?

テンプスタッフの篠原さんは今会長とのこと

篠原欣子 - Wikipedia

DeNAの南場さんも会長

南場智子 - Wikipedia

トレンダーズの経沢さんは辞任して別の会社の代表者に

経沢香保子 - Wikipedia

ネットイヤーグループの石黒さんは現任

石黒不二代 - Wikipedia

創業社長でなければ2015年で30社、とのことです。

www.tsr-net.co.jp

 

 

そんな中、関西から上場したい!と言っている女性起業家さんが、株式会社ファーストブランドの河本扶美子社長。LED関西のメンター(先輩女性起業家としてアドバイスをしていただく役割)でもいらっしゃいます。(LEDネタ続きですね)

株式会社ファーストブランド

 

こちら、WEB上のブランディングを手がけられている会社です。社名のファーストブランドはご存じなくても、「マイベストプロ」といえば心当たりのある方も多いのではないでしょうか。

専門家をさがせるWebガイド【マイベストプロJAPAN】全国版

 

社長の河本さんは、美人!というのももちろん、にこやかなんですが、「へこたれない力」がすばらしい。VCを100は回ったのではないかとおっしゃっていましたし、2002年設立後、幾多のピンチを乗り切ってこられた体験は聞いていて本当に勉強になります。

startuptimes.jp

 

上場するかどうかはともかく、今後もぜひ女性起業家の星として輝き続けていただきたいです。

毎週!女性起業家VOL2

関西にも女性起業家さんはたくさんいますよー、という話をしましたが、スケールを目指す、いわゆる「スタートアップ」と呼べるような、急成長・急拡大を目指す方はまだまだ少ないのが現状です。

「スモールビジネス」といったらいいのでしょうか?限定した地域の市場を着実にとって、着実に売上を計上し、生きていけるだけの資金をえることを目指しておられる方も多いようにお見受けします。個人で「フリーランス」という方も。

ただ、それでも、「生きていけるだけの資金をえ」られれば十分すばらしい!

ボランティアや趣味で、つまり、採算度外視で、モノを売ったりサービス提供されたりするのが起業だと思っておられる方も多くお見受けします。

ビジネスプランコンテストに提出する3年後の売上計画が200万円、といった方も。(利益ではありません、売上です。単位は円です。)…5年後に1億くらいの売上になるのかもですし、売上だけあっても利益が出ないと何ともならないという話はありますが・・・なかなか先は長い。

 

そんな中で、特許取得した光触媒塗料で世界を塗り替える!という女性起業家さんがおられます。「世界」とか売上計画○「億」とか言ってくれるとうれしい。

www.optimus.jp

 

社長の高尾一美さんは、光触媒塗料のOPTIMUSでエコな暮らしを提案されています。

~サイト引用~
 光触媒は、光エネルギーを使って、 空気中の水と酸素から活性酸素を作り出します。活性酸素は強い酸化力を持ち、汚れの原因となる有機化合物や有害物質、悪臭の原因となる細菌なども分解し、無害な炭酸ガスや水に変え、環境をクリーンにし抗菌、防汚、脱臭効果をもたらします。光触媒自体は酸化も還元のされないため、機能の低下はなく、その効果は半永久的です。つまり、オプティマスを塗った壁がある限り、空気をきれいにし続けてくれるのです。

 

自宅にペイントしてほこりがなくなりアレルギーが防止できたという体験談も。

http://www.optimus.jp/instance/detail/index3.html

 

なんだかいいことばかりのようで、こういうのはもっと広がればいいのですが、塗料という商品の特性として、DIYか、新築・改装のタイミングなど、購入動機とタイミングが限定される商品です。

さらに、大手塗料メーカーががっちり販路をおさえているため、新規参入が難しい業界だとされています。ユーザーとの接点が持ちにくく、当のこだわりがないとなかなか売れないという。

今年のLED関西のファイナリストになられたこともあり、今年の飛躍を期待しているところです。

ビジネスプラン発表会 - LED関西 | 女性起業家応援プロジェクト

 

ところで社長の高尾さんは、なんばで有名なパンケーキ屋さんの発案者でもあるんですね。日本においしいパンケーキがない、私のほうがおいしく作れる!と、レシピを開発してお店をオープンしたところ大繁盛。オペレーションが固まるまではご自身がハイヒールを履きながら調理場に入っていたとか。東京にも進出されています。

なんば・堀江エリアのパンケーキが美味しいカフェ|Micasadeco&Cafe

 

この話を聞いたときはずっこけました。塗料じゃなかったの?

・・・お店の壁はもちろんオプティマスペイントで塗っているとのことです。はい。

なんでも徹底しないと気が済まないんですね。きっと。

女性の目線でビジネスを生む

最近はLGBTも認知度が上がり、「世の中には男性と女性しかいない」などとはなかなかかけないのですが、人口の約半数は女性であり、女性しか使わない、あるいは女性がメインで使う商品やサービスを企画するにはユーザー目線で女性が入ったほうが絶対にいいと考えています。

 

という意味で、女性によりよい商品サービスを使ってもらうためにも、女性起業家のみなさんには頑張っていただきたい。

別に、社長は女性一人で頑張らなくても、共同創業者だっていい。たとえば、化粧品の口コミサイト「アットコスメ」を企画したのは取締役の山田メユミさんですが、1999年に運営会社アイスタイルを設立されたのは吉松 徹郎さんです。

マネジメント紹介[istyle 株式会社アイスタイル]

むしろ、事業を大きく展開する、という点では、事業や経営の能力・経験値が高い人が望まれるので、必ずしも女性ではなくてもいい、のかもしれないです。

 

と思っていた時に、Forbes JAPANから、生理用品に切り込んだという女性起業家のニュースが入ってきました。攻めるなあ、Forbes

生理用品の「タブー市場」に切り込んだ女性起業家たち | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)

日本で同じことをやると、苦虫をかみつぶしたようなおじさんたちがたくさん出てきそうですが・・・まさに女性の目線で生まれたビジネスですね。

 

この記事では、大統領が新しくなると女性には逆風だというようなコメントがありましたが、日本では小池百合子さんが都知事ですし、特に東京はすごい追い風だと思っています。関西にも吹いてくれるといいなあ。

 

女性起業家のみなさん、支援家のみなさん、がんばりましょう!

 

 

毎週!(たぶん)女性起業家VOL1

最近注目され始めた女性起業家ですが、とはいえ関東中心、東日本中心。

メディアが東京中心なのでやむをえない点もあるのですが、まだまだいますよ!とPRするために、女性起業家を応援する記事を書くことにしました。

名付けて「毎週!(たぶん)女性起業家」

・・ヘタレていたらすみません。

 

第1回は、京都で乳がん患者用のお洒落ブラジャーを開発・販売する、アボワール 中村真由美さんです。

乳がん手術後でもお洒落なブラジャーを!アボワール

 

2016年1月、近畿経済産業局主催の女性向けビジネスプランコンテストでファイナリスト、同年3月に京都府の女性起業家賞を受賞。先月発売の小学館の雑誌preciousにも1ページ特集されているなど、メディアにも多数とりあげられていらっしゃいます。

 

起業の経緯は、2011年3月、ご自身が手術された乳がんの経験によるもの。乳がんになった時にブラジャーを買おうとしたときにベージュの(いわゆる)おばさんっぽいブラジャーしか売ってないことに衝撃を受けてご自身で作ろうと思われた、と。

ご自身も患者さんなのにそのバイタリティーがすばらしい。

私も使っていますが、ワイヤーなしでもしっかりサポートがあり、色合いもきれいで痛くないので重宝しています。患者さん以外でもまったく違和感ありません。なお、今年は勝負の年、とのことで、新製品も出るようで注目しています。

 

女性の起業家をご支援していて思うのは、世の中を良くしようという強い想いがあり、思ったらまっしぐらに走って行かれる方が多いという点。

婦人下着のメーカー、がん患者向けメーカーが既に多数存在する中、飛び込んでいく。飛び込んでから考える。

でも、多くの方がその想いに共感されるので、これだけ取り上げられるのだと思います。

毎日blogを更新されているので、その想いをぜひ多くの方に見てもらいたいです。

乳がん手術後でもお洒落なブラジャーを付けたい方の為に!乳がん用下着の専門店「アボワール」